なんか仕事みたい

ルービックキューブは20手あればいかなる状態からでも元に戻せる」ってのが証明されたってのをちらっと聞いた気がする。んで、20手ならプログラムがんばって作ればいけるかもって思ってたんだが、


こいつは単純じゃねえぞ。


単純に考えれば、(6*3)^1*(5*3)^19の結果を記憶すればいいやってことなんだけど、
で、それが満たされてるってことをどうやって検証するの?
すべての色パターンがルービックキューブにおいて起こりえる、あるいは計算結果がすべての色パターンを網羅したってんだったら悩む必要がないんだけど、「ルービックキューブの構造上、そのような色パターンは起こりえない」ってのがあるんじゃないだろうか。
結果を出す前に、達成目標である仕様を調査・決定しなきゃいけないなんて、なんかうちらの仕事※みたいじゃないか。


20回目の結果の集合体と、さらに1回演算を行った結果の集合体が一致すればいいってことだよな。
いまの世の中ぐぐったら簡単に答えが見つかってしまうかも知れんが、もう少し自力で考えよう。
つーか真面目に考えるんだったら、たぶんルービックキューブ買ってこないとダメなんだろうな。



※うちらの仕事は、仕様決定1/2、製造1/6、テスト1/3で構成されます。
つまり全工程3ヶ月の仕事なら、半月ほど訳の分からん業界用語と顧客の力関係を眺めて、1ヶ月ほどワードの見出しインデントと図がぶっ飛ぶマイクロソフト仕様と戦う。詳細設計1週間、コーディング1週間。あとの1ヶ月はひたすら後悔と誤字修正。
プログラムだけ書いてれば仕事になる至福の期間なんて所詮そんなもん。