免許皆伝(平成26年まで有効)

朝は大寝坊。冷えてきたせいか、なんか最近また調子良くないな。
夕方ギリギリのタイミングで免許更新しに出発。
免許取ってから運転してない歴17年なのでもちろん講習区分は優良。数学的には違反率は0ではなく「不定」になるわけですが。前回は石神井警察署にしたが、うちから近い指定警察署はどこだろうと警視庁のHPをチェックすると、新宿免許更新センタ@都庁第2ビル。


うわー混みそう。あと、厳格に審査しそう(おいっ)辞めようかななどと思いつつも、大江戸線で都庁前デビューと誘惑に負けて出発。目標値5の誘惑を騙されてST放棄した感じ。
都庁前から都庁は直通で、都庁前というより都庁下といった感じ。なんだが残念ながら第1ビル。目的地が第2ビル2Fだったので、仕方なく外に出て隣のビルへ。


申請のために写真が必要だったはずと思ったのだがHPを見てもテレフォンガイダンスを聞いても必要なものとして写真がない。更新には必要ないが、更新のための申請には必要ですとか平気で言いかねない相手なので、ケンカの買い方を考える。しかし今回はこちらにも、両目で0.7確保できるか怪しい+必須ではないが葉書を無くしてしまったという弱点がある。ガイダンスにはなくても葉書に写真書いてあったら当然そこをついてくるよな、などと考えつつ中へ。
入ると写真機が置いてある。やっぱしな、チっと思いながら写真機に貼り付けられた説明を見ると「申請に写真は不要です」あ、制度変わったのね。ミラーイメージとインビジかけて扉あけたら空だった気分。
などとキョロキョロしてると「申請ですか?どうぞこちらへ」とカウンターのおっさんが声をかけてくる。なんか民間みたく愛想いいじゃねーか、まあどーせ口当たりがいいのは最初だけで、また訳分からん説明の上に無駄な書類書かされるんだろと思いつつ反応する。だいたいさー、免許渡すくせに免許に書いてあるようなことをいちいち申請書に書かせるなっつーの、と思いつつ申請用紙を受け取ると、先ほど渡した免許のコピーがプリントされた申請用紙が。あら、やれば出来る子じゃない。
盗難対策でICカードになるのに伴い、4ケタの暗証番号を2個考えておいてくれとのこと。2個か、ふーん。1個目死んだときのスペアか?(←んな訳ない。後述)


連絡先番号と氏名程度だったので記載は2分程度。更新手数料を払い、いよいよ視力測定。前回はあきらかにオマケしてもらったからなあ。右目0.3、左目0.3、両目0.7。あら?あっさりクリア。
ICカード用の怪しい機械で先ほど決めた暗証番号を入力。すると番号が印字されて出力される。ふむ。こんな危険な紙切れをどうしろと。だが誰に渡せという指示もなく、写真を撮って講習へ。
講習は昨今のルール改正の口頭説明と、ビデオ。ビデオの方は優良講習だけあってかほとんど時間つぶし的な意味にしかなっておらず、免許が出来上がり次第、ビデオ途中でもぶっちぎって終了させてしまった。


<新しい免許の特徴>
・本籍地が非表示に。
個人情報保護対策と説明されたが、盗難対策じゃないの?
ICカード自体には情報を持っているらしく、所定の機械で暗証番号を入力すると表示される。ここで使うのが登録した4ケタの暗証番号2個。2個とも必須で、かつ入力順序は決まっているので、要は8桁の暗証番号。初めからそう言ってくれい、2個考えたけど順序は気にしてなかったぞ。それにしても聞いたときのスペアって発想は酷いな。4ケタ1種より暗号強度下げてるじゃん。先ほどの紙は、忘れないための控えの紙だったらしい。免許と一緒に所持したら意味ないから家に置いておくしかないかなあ。
→後日親と話をしたら、「なんらかの取締り時に、所持してる免許が盗難品ではなく自分のものと証明するために暗証番号を要求されることがあるのでは?」と。むうう。この無茶な理屈は実際に通してきそうなだけに困る。そういえばこの暗証番号は何に使うのか説明を受けていないな。いつかもう一度行ってみるか。


・普通免許から中型免許へ。
普通免許のトラック運転が規制強化に伴う処置。以前の普通免許は8tトラックも運転できたのだが、普段トラック運転しない人が運転して事故を起すケースが酷いため規制強化された。今後は普通免許では5t車までしか運転できない。そこで普通と大型の間に中型という区分を設け、5t〜11tを中型とした。ただし法改正に伴い既得権が生じるため、前回普通免許だった場合は新普通免許には移行せず、新中型免許に移行した上で「ただし中型は8t車に限る」的な限定条件が付加される。限定解除には実技か講習が必要。


<以下気になった法改正>今、事故業界でホットなのは自転車らしい。


・自転車が条件つきで歩道乗り入れ可能に。
車の免許持ってないそこらのおばさんは、標識ない限り歩道乗っちゃダメなことをそもそも知ってるんだろうか。
今回の法改正で、子供と老人がデフォで歩道乗り入れ可能になった。あとこれは知らなかったけど「歩道を乗るときは車道に近い側を通行する」は正式ルールらしい。歩行者が車に接触しやすくなったら身も蓋もないしな。
もちろん歩道を乗るときは徐行。歩行者の妨げになる場合は一時停止。んー。道いっぱいに広がってるガキもイヤホン厨も携帯厨も、怒るのはおかど違いなのか。


・イヤホン機能等を利用しての携帯電話使用運転の禁止(※東京都ルール)
法律では補助機能を利用してハンドフリーな状態での携帯使用は禁止されていないが、東京都では禁止。
「携帯電話を使用しながら(画像注視も含む)」って表現は法律上とはいえ誤解を招きやすいから変えて欲しいな。今どき普通に携帯でHP見れるだけに「WebやってねーもんメールだけならOK」と思われそう。メールを送るためにボタンや状況を確認するのを画像注視の範疇にしてるらしいんだが、とするとブラインドメール打ちだけなら対象範囲外になのか。


・傘固定機能を利用した傘差し自転車運転の禁止(既存?)
二輪で荷台に荷物を載せるときのはみだし30cmルールってのは覚えてたけど、あれは自動車一般に当てはまるらしい。あれ?でもバランスを失う可能性のあるものはダメだよルールって話も講習であったな。何にひっかかるんだ?