オンゲー中毒かくされ縁か

自分がよくやってるオンラインゲーム、Nexon社のTalesWeaverについて。あんまロクな話じゃない。
一通り書いてから気づいたが、俺がこのゲームというかこの会社とつきあってるのはパッケージ開発のお金に対する考え方や、システム障害時のユーザ対応の問題点を学ぶためじゃないんだろうか。あー、もしくは単なるマゾですな。


去年あたりからテレビCM(TalesWeaverマビノギMapleStory)もバンバンうってアラド戦記も放映始めたネクソン社だが、そのゲーム運営は他オンラインゲームに比べてユーザが満足している状態とは程遠い。ただし、他オンゲーと比べてという話はTWやってる仲間からの情報。自分はNexonのしかやったことがない。
TalesWeaverは韓国のネクソン社とソフトマックス社が開発したMMORPGで、日本ではネクソンジャパンが運営している。2D(斜め視点)とグラボが低スペックでも耐えられることと、メインシナリオ(原作「ルーンの子供たち」)を展開してゆくことができるのが特徴。2004年にオープンβを開始し、同年秋にSI。


2004年秋に正式稼動してからのバグの多さ、不正利用者の多さ(BOT・業者)、平均サービス稼働率の低さについては輝かしい履歴をもつTWだが、ひときわ目立つのはそれらに対する運営の対応の悪さである。
(↓wikipediaネクソンを検索すれば各運営中ゲームの問題点がざっくりわかる)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8D%E3%82%AF%E3%82%BD%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%91%E3%83%B3


アカウント単位の月額固定(2000円)としてスタートしたサービスだが、時代の流れを受け1年後の2005年10月に無料化。替わる収入としてアバターの着せ替え、便利アイテムなどを個別で売るアイテム課金制に変わり現在にいたっている。課金アイテムを不正利用できるバグ(ネクソンにとって直接減収になる内容)に対する改修は早いがそれ以外のバグフィックスは非常に遅い、もしくは未対応。課金アイテムを購入して可能となるミニゲーム中にサーバダウン・大規模ログイン障害が出ても失われた課金アイテムに関する補償は全くないなど、CSは低いほうで収束しているといっても過言ではない。その割にゲーム終了にならないのは、通常プレイは無料ということで毎年新規顧客が生まれる中学生/高校生/大学生を狙った広告を打っていること、社員が100名強と少ないことではないかと思っている。


この金土日は久しぶりにデカイ障害が発生。しかも条件は特定操作ではなく「オンラインしていること」だけ。内部でネットワークの異常を検知したというメッセージとともに強制切断。
17種あるゲームサーバの内部は、それぞれマルチサーバ・地域サーバ(ナルビク)・地域サーバ(クラド)の形式で構成されていると推測されているが、特定のマップで100%蹴られるということもなく、また運のよいユーザはゲームを続けられていることによりサーバ全ダウンではない。ログインを受け持つマルチサーバ近辺でHUB等内部機器に障害が発生し輻輳、ユーザデータがタイムアウトを引き起こしクライアントが切断されていると自分は推測。DOS攻撃にあっているとする説も飛び交っているが、ネクソン社が別のゲームで8/27(金)にサーバメンテナンスを行い対応したと公式発表していることから、このメンテで何かしくった余波が出ている可能性がある。
この程度でもはや驚くTWユーザではないが、金曜夜半にメンテナンス完了と広報された障害はその後も続き、8/28(土)は4度ほど、29日(日)も3度ほど発生。バイトがサーバ全再起動して掃除のおばちゃんが告知書いただけじゃねーかと言うネタももはや聞き飽きて笑えない状態。
2時間おきに、30分〜2時間程度ログイン認証が失敗するという障害。通常の狩りなら可能だが、イベントの類はリログするとイベント失敗として通常マップに蹴られるため、ほとんどプレイにならない。平均稼動率70%程度ではなかろうか。

夏休みイベント中(08/19〜09/16)の中で、学生にとっては夏休み終盤、社会人にとっては土日と貴重な時間であるにも関らず土曜日は結局運営側の対応はなし。障害復旧どころか、障害発生中の告知すらない。日曜朝になりようやくメンテ。
皮肉なことに、別会社により複数MMOを比べた人気投票が行われており(1位になった場合、運営側はユーザにお礼の意味で1週間レア率2倍にする等の公約あり)、障害ですることがなくなったユーザが投票するというオチが。
去年も今年もMoE(Master of Epic)と1位争いをしているが、今年は流石に勝ってしまうだろう。


普段は全く補償をしないといってよいネクソンだが、対応を間違えると、これ以上下げようがない評判が久しぶりに限界突破して下がるのではないか。
想定される補償としては「夏休みイベントの期間延長2日のみ、イベントのために必要な課金アイテムの復旧/補償はなし」なのだがイベント2日延長されても追加期間は平日。いまいちうれしくない。
この手の問題が、契約不履行・詐欺・独占禁止法にどう抵触するかの議論は非常に興味あるのだが、2chの大規模MMO板で立ち上がっても真面目な議論には至っていない。

それでも恐らく既存コアユーザの半分以上は残るだろうし、新規ユーザは毎年やってくる。大胆な戦略だが経営判断としてはありなのかもしれない。


ええと、あまりにも内容がグダグダなんで、オチを考えてみました。
10年近く拒否してたMicrosoft Messengerを、MMOのために初めて使うハメになりました(爆)
「認証失敗〜」「CCは問題ない〜」とかメールでやってたんだがキリがなくて・・・